突然の水漏れによる床や壁の濡れ。その後、なんとなく「カビ臭い」と感じたことはありませんか?そのまま放置すると、見えない壁裏や床下でカビが繁殖し、住まいにも健康にも悪影響を及ぼす恐れがあります。
この記事を読むと、漏水発覚から「まずやるべきこと」、自分でできる応急処置、そして「カビを根本から除去するための専門施工が必要かどうか」の判断ポイントまで、具体的にわかります。
正しい対策を知ることで、大切な住まいと家族の健康を守り、将来的な高額修繕や建材の劣化リスクを防ぐことができます。
漏水が発覚した瞬間は、誰もが焦ってしまうものです。しかし、的確に初動対応を行うことで、その後のカビ被害を最小限に抑えることができます。ここでは、マンションでも戸建てでも共通して大切な、漏水後の基本的な対処ステップを解説します。 まず最優先で行うべきは「漏水の原因を突き止め、これ以上被害が広がらないようにすること」です。水道管の破裂、給湯器の故障、洗濯機の排水トラブル、上階からの水漏れなど、原因はさまざまですが、共通して必要なのは「水を止める」こと。元栓を閉めることで被害を食い止めます。 戸建ての場合は、自宅の元栓を自分で閉める必要がありますが、マンションの場合は管理室や管理会社にすぐに連絡し、元栓の閉止や対応を依頼しましょう。 次に、被害範囲の水を可能な限り吸水性の高いタオルや雑巾で取り除き、家財の移動や防水処理を行います。床や壁に染み込んだ水分は時間が経つほどカビの温床になるため、できるだけ早く水分を除去しましょう。 マンションにお住まいの方は、管理会社や理事会への連絡が必須です。漏水原因が共用部分にあるか専有部分にあるかで、責任や費用負担が異なってきます。写真を撮影しておくことで、後々のトラブルを防げます。 また、火災保険や住宅総合保険で「水濡れ」に対応している場合があります。加入している保険内容を確認し、被害状況の写真や動画を添えて報告しておきましょう。申請時に被害状況が明確であるほど、スムーズに保険金が下りやすくなります。 漏水からしばらく経つと「なんだか部屋がカビ臭い…」と感じる方が多くなります。実は、この段階でカビはすでに見えないところで繁殖を始めていることがほとんどです。なぜ漏水からカビが発生するのか、その仕組みを理解することが、今後の被害を防ぐ第一歩です。 木材や石膏ボード、クロスの裏地といった住宅の内部素材は、水分を含みやすく乾燥しにくいという特徴があります。漏水により内部まで染み込んだ水分は、湿度が高い状態を長時間保ちます。この“湿った環境”こそが、カビの繁殖に最適な条件なのです。 さらに、建材の裏側や床下などの見えない部分では空気の流れが悪く、換気が届きません。表面が乾いていても、内部ではカビが静かに広がっていることが多いのです。 湿度が60%以上になると、空気中に浮遊するカビの胞子が活性化しやすくなります。特に、冬場の暖房使用時や梅雨の時期は、室内が乾燥しているように感じても、壁内部や床下はジメジメとした状態になっています。 また、窓を開けて換気をしたつもりでも、家具の裏や押入れ、壁内部まで風が通ることはありません。漏水後に目立ったカビが見えなくても「カビ臭い」と感じるのは、このような隠れた場所にカビが潜んでいる証拠です。 漏水の程度が軽く、発見が早かった場合は、自己対策でもある程度カビの発生を防げる可能性があります。ここでは、ご自身でできるカビ臭対策と予防法をご紹介します。 まず最優先すべきは「徹底した換気と除湿」です。窓を開けるだけでなく、換気扇を回し、サーキュレーターを使って空気を動かすようにします。扇風機でもOKです。 さらに、除湿機やエアコンの除湿機能を活用して、湿度を50%以下に保つことが理想です。家具と壁の間には5cm以上の隙間を空け、空気が循環するようにしましょう。押入れや収納も、できるだけ開けて空気の流れを作ります。 表面にカビが見える場合は、すぐに取り除きましょう。ただし、ゴシゴシこするとカビの胞子が飛び散り、逆に広げてしまう可能性があるため要注意です。 市販のカビ取りスプレーを使う際は、換気を十分に行い、ゴム手袋とマスクを着用してください。カビが生えていた箇所は、乾いた後にアルコールスプレーや防カビスプレーで再処理すると効果的です。 ただし、見える範囲だけをキレイにしても、内部に残っているカビや胞子までは除去できないため、臭いが残る場合は専門業者への相談が必要です。 見える部分にだけカビがある場合は、ある程度の対処が可能です。しかし、カビの本当の恐ろしさは“見えない場所”に潜んでいる点です。特に漏水後の場合は、建材の内部や壁の裏など、目に見えない箇所にカビが広がっていることが多いため、DIYでは限界があります。 一見するとキレイに見える壁や床でも、その裏側ではカビが根を張り、徐々に素材を侵食していることがあります。特に壁紙やフローリングの下には断熱材があり、ここに湿気が残っていると、カビは目に見えない場所で静かに繁殖を続けます。 こういったケースでは、表面だけの掃除では問題の根本を解決できません。カビが広がっている範囲を把握し、根こそぎ除去するためには、専門の機材と知識が必要です。 しっかり掃除をしたはずなのに「なんとなくカビ臭い」「数日でまた臭ってきた」などの声もよく聞かれます。このような場合、壁の中や床下など、隠れた部分にカビが残っている可能性が高いです。 また、掃除の方法によってはカビの胞子が空気中に拡散してしまい、かえって被害を広げてしまうリスクもあります。カビ臭が数日たっても改善されない場合や、再発が見られる場合は、専門業者への相談がベストな選択です。 カビの除去には“根本から取り除く”ことが何よりも重要です。市販のカビ取り剤では、表面のカビを落とすことはできても、建材に浸透したカビや、空気中に漂うカビ胞子までは完全に除去できません。そこで必要になるのが、専門業者によるプロの施工です。 弊社「カビバスターズ大阪」や「カビ取リフォーム名古屋/東京」では、MIST工法®という独自技術を採用しています。これは、建材を削ったりこすったりせずに、特殊な除カビ剤を霧状に吹き付け、素材の奥深くまでカビの根(菌糸)を分解・死滅させる工法です。 目に見えないカビ胞子までしっかりと取り除くことができ、再発のリスクを大幅に軽減します。 プロが使用する専用の薬剤は、安全性に配慮されたもので、人体やペットへの影響もほとんどありません。特に小さなお子様や高齢者がいるご家庭でも安心してご依頼いただけます。 さらに、建材を削ることなく処理ができるため、フローリングや壁紙を剥がす必要がないケースも多く、修繕費用や工事期間も抑えることが可能です。 カビの除去が終わったあとも、油断は禁物です。再発を防ぐためには、日々の生活の中で“湿気をため込まない環境づくり”が不可欠です。 漏水の原因となる配管や給湯器、排水口周辺などは、定期的に点検するようにしましょう。特に築年数が10年以上経過している住宅では、水回りの劣化が進んでいることが多く、思わぬトラブルに繋がる可能性があります。 また、洗面所や浴室、キッチンなどの湿気が溜まりやすいエリアには、湿度計を設置し、湿度が60%以上にならないように管理するのがおすすめです。 家具を壁にぴったりつけずに少し隙間を空けたり、収納の扉を時々開けて風を通すだけでも、湿気の溜まり方は大きく変わります。室内の空気が停滞していると、カビの胞子が浮遊し続け、どこかの素材に付着して再び繁殖するリスクがあります。 また、天気の良い日は積極的に窓を開け、換気扇を併用することで、家全体の通気性を高めましょう。 漏水後にしっかりと対処しないまま「とりあえず見えないから大丈夫」と放置してしまうケースは少なくありません。しかし、カビの被害を甘く見てはいけません。放置することで住宅にも健康にも重大な影響を及ぼす可能性があるのです。 カビは「アレルゲン」として働くことがあり、体内に取り込まれると、アレルギー反応を引き起こすことがあります。特に小さな子どもや高齢者、持病を抱えている方は注意が必要です。 鼻水、咳、くしゃみ、目のかゆみなどが長引く原因が、実は“カビ”だったという例も多く報告されています。さらに深刻なケースでは、喘息や過敏性肺炎といった呼吸器疾患につながることもあるのです。 カビは建材の内部まで浸透し、時間が経つごとに素材を腐らせていきます。特に木材はカビの栄養源となるため、一度繁殖すると急速に劣化が進みます。 これにより、見た目にはわからなくても構造的な強度が損なわれることがあり、最悪の場合は床のたわみや壁の変形、シロアリの発生につながる可能性もあります。 また、住宅の売却時にカビ臭やカビの痕跡があると、資産価値が大きく下がる原因にもなりかねません。 漏水が起きた際の対応は、マンションと戸建てでは少し異なります。それぞれのケースで適切な対処ができるよう、フローを整理しておきましょう。 マンションで漏水が起きた場合、まず管理会社や理事会に連絡を入れ、共用部分か専有部分かを判断してもらいます。原因が上階にある場合や、共用配管などが関係している場合は、管理組合の対応になることもあります。 また、加入している火災保険や家財保険には「水濡れ補償」が付いていることが多いため、速やかに保険会社に連絡し、現場の写真や動画を提出して補償を受けられるようにしましょう。 カビが発生してしまった場合でも、被害を拡大させないために、早めに除去と防カビ処理を依頼することが重要です。 戸建ての場合は、漏水の原因が自宅内にあるため、全て自己責任での対応になります。給排水設備の不具合や屋根の破損などが原因になることも多く、早急な修繕が必要です。 また、カビ被害が広がる前に、床下や壁内の湿気の確認・対処を行うことがポイントです。戸建ての場合は床下換気口が設置されているケースが多いですが、年数が経つと通気性が落ちるため、定期的なメンテナンスが求められます。 カビ臭や水濡れの対処を自分でしようと考える方も多いですが、以下のような状況に当てはまる場合は、迷わず専門業者への依頼を検討しましょう。 カビ臭が部屋中に充満している、複数の部屋で発生している、見える範囲を超えてカビが広がっていると感じる場合、すでに建材内部までカビが侵入している可能性が高いです。 表面の掃除では対応できず、特殊な機器で内部のカビを確認し、適切な除去作業を行う必要があります。無理に自分で対応しようとすると、さらに被害が広がることもあるため注意が必要です。 掃除をしても臭いが残る、数日でカビが再発するなどの場合は、DIYでの限界を超えているサインです。カビは一度根付くと再発しやすいため、プロによる徹底除去と、防カビ処理を施すことが重要です。 弊社「カビバスターズ大阪」や「カビ取リフォーム名古屋/東京」では、独自のMIST工法®で、素材を傷めずにカビを完全除去し、再発防止処理までワンストップで行っています。 漏水が起きた後の対処を誤ると、家の中にカビが静かに広がり、大きな被害へとつながってしまいます。 まずは、早急な漏水の停止と除湿、そしてカビ臭や変色といった異変にすぐ気づくことが大切です。軽度であれば自己対応も可能ですが、少しでも不安がある場合や、臭いが取れない場合は、早めに専門業者へ相談することで被害の拡大を防げます。 「見えない場所のカビ」を確実に除去し、再発を防止するには、プロによる高精度な施工が不可欠です。MIST工法®は、建材を傷めず、安全かつ確実にカビを退治し、健康で清潔な住環境を保つための最善策です。 大切な住まいと家族を守るために、漏水後のカビ対策は「早めのプロ依頼」が成功の鍵となります。 漏水事故によるカビ臭やカビの発生は、目に見えないところで静かに広がり、住まいの快適性と健康に深刻な影響を与えます。私たち株式会社タイコウ建装が運営する【カビバスターズ大阪】および【カビ取リフォーム名古屋/東京】では、カビ問題を「根本から」解決するために、リフォーム事業と連携したワンストップサービスを提供しています。 私たちの最大の強みは、「カビの除去」と「リフォーム工事」の両方を自社一括で対応できる体制にあります。カビ除去だけを行う業者では実現できない、建材の補修や張り替えを含む包括的な再生施工が可能です。施工のたびに他業者とやりとりする煩わしさがなく、責任の所在も明確。結果として、迅速かつ的確な対応が実現します。 さらに、漏水被害の現場では、単なる目視や表面清掃では不十分なケースが多く見られます。そこで私たちは、含水率測定検査や真菌検査を実施し、建材にどれだけ水分が含まれているか、どの種類のカビがどの程度繁殖しているかを科学的に調査。取得したエビデンスをもとに、詳細な報告書と最適な除去方法を提案し、お見積もりから施工まで一貫対応いたします。 除去には独自開発の**MIST工法®**を採用しており、建材を削ったりこすったりせず、素材本来の質感を保ちながら深部にまで浸透したカビ菌を分解・死滅。カビを根本から退治し、さらに防カビ処理で再発を強力にブロックします。人体やペットの健康にも配慮した安全性の高い専用剤を使用し、小さなお子様や高齢者がいるご家庭、保育施設・医療施設でも安心してご依頼いただけます。 また、歴史的建造物や木造のデリケートな建築物への対応実績も豊富にあり、文化的価値のある素材も傷つけずに復元可能です。空間の美しさを守りながら、空気環境まで改善する施工力は、多くのお客様から高い評価をいただいております。 漏水によるカビ被害に悩まれている方、住まいの健康を守りたい方、住宅の寿命を延ばしたいとお考えの方は、ぜひ【カビバスターズ大阪】【カビ取リフォーム名古屋/東京】にご相談ください。エビデンスに基づいた確かな技術で、あなたの住まいに「安心と清潔」をお届けします。1. 漏水後すぐにやるべき初動対応
1-1. 漏水源の確認と応急処置
1-2. 管理会社/保険会社への連絡と記録保存
2. なぜ「漏水 → カビ・カビ臭」になるのか
2-1. 水分が建材に染み込み、見えない場所でカビが広がるメカニズム
2-2. 湿気と換気不足がカビを促進する理由
3. 自分でできる応急対策(軽度の場合)
3-1. しっかり換気・除湿で湿気を下げる
3-2. カビの見える範囲はしっかり洗浄・除菌
4. DIYだけでは不十分なケースとは?
4-1. 壁裏・床下など見えない範囲に広がるカビ
4-2. カビ臭が消えない、あるいは再発するケース
5. プロによる「カビ除去+防カビ施工」が必要な理由
5-1. 見えないカビ胞子/菌糸を根こそぎ除去できる
5-2. 建材を傷めず、安全性の高い薬剤で処理
6. 漏水後の再発防止のポイント
6-1. 定期的な点検と湿気管理
6-2. 換気・空気の通り道を確保する
7. 【注意】放置したときのリスク
7-1. 健康被害(カビアレルギー・呼吸器への影響)
7-2. 建材の劣化・資産価値の低下
8. ケース別対応フロー(マンション vs 戸建て)
8-1. マンションの管理会社・保険対応の流れ
8-2. 戸建て住宅での漏水→カビ対策の手順
9. 実際に「専門業者に依頼する」タイミングとは?
9-1. 臭い・カビが広範囲である場合
9-2. DIYで改善しない場合
10. まとめ:安全で快適な住まいを守るために
カビ取り・カビ対策はカビバスターズ大阪・カビ取リフォーム名古屋/東京にお任せください