結露・排水トラブルでカビ大繁殖!見逃し厳禁の室内環境リスクとは

問題提起
エアコンから水が漏れていたり、結露がひどくなっていたりする場合、それはただの設備トラブルではなく、深刻なカビ繁殖のサインかもしれません。

記事を読んで分かること
この記事では、エアコンのドレンホース詰まりによる排水トラブルや、室内外の温度差が引き起こす結露、漏水後のカビ繁殖などのリスクと対策をわかりやすく解説します。

記事を読むメリット
漏水や湿度トラブルの根本原因を知り、自分でできる対処法や予防策がわかることで、室内環境の悪化や健康被害を防ぎ、安全な住まいを維持できます。

1. 漏水事故が起きる仕組み

エアコンを使用していて、ある日ふと気づくと天井からポタポタと水が落ちていたり、壁紙が湿っていたりする。そんな経験はありませんか?これは典型的な「漏水事故」です。このようなトラブルはエアコンの不調だけが原因ではなく、住宅の断熱構造や湿度管理、排水経路の詰まりなど、複数の要因が絡み合って起こるものです。ここでは、まず漏水がどのようにして発生するのか、基本的な構造と仕組みについて詳しく見ていきます。

1-1. エアコンのドレンホース・ドレンパンとは何か

エアコンは、室内の空気を冷却することで快適な環境を提供していますが、この過程で空気中の水分が冷却され「結露水」として発生します。これを受け止めるのが「ドレンパン」と呼ばれる受け皿です。結露水はドレンパンに溜まり、そこから「ドレンホース」を通じて屋外へと排出される仕組みになっています。

ドレンホースは細く長いパイプ状のもので、室内機の裏側や天井裏など目に見えない場所に設置されていることがほとんどです。このホースは自然排水を利用しているため、傾斜が不足していたり、途中で何らかの障害物があると水がスムーズに流れなくなり、溜まった水が逆流してしまいます。逆流した水はドレンパンにあふれ、やがて室内に漏れ出すことで漏水事故となるのです。

また、ドレンホースの素材や接続部の劣化、破損によっても漏水が発生する場合があります。特に経年劣化によってホースがひび割れたり、接合部が緩んでいたりすると、そこから結露水が染み出し、天井材や壁に浸透してしまいます。

このように、ドレンホースとドレンパンは、エアコンの「排水ライン」として重要な役割を果たしており、ここにトラブルが生じると水漏れだけでなく、カビや腐食など建物全体に悪影響を及ぼす結果となります。

1-2. 結露と湿度の関係/断熱不足がなぜ漏水を招くのか

結露は、空気中の水分が冷たい面に触れたときに液体として現れる現象です。エアコンを使用しているとき、室内は冷房で冷えていますが、外の気温が高く湿度があると、建物の壁や窓、エアコンのパイプ周辺に結露が発生しやすくなります。特に断熱材が不十分な場合、外気の熱や冷気が室内へ直接伝わるため、結露が発生しやすくなります。

例えば、夏場に冷房を使用している場合、エアコン配管の外側に断熱処理がされていないと、外気の温度と配管の冷たさとの温度差により、表面に水滴が発生します。これは「結露」であり、繰り返し発生すると壁材や天井材に浸透し、染みやカビの原因となります。冬場も同様で、室内を暖房で暖めていても、外気が冷たいと窓や壁面に結露が発生します。

このような結露が原因で、水分が建材にしみ込んでしまうと、乾燥しづらい環境が生まれ、湿度が常に高い状態になります。その結果、カビの発生条件が揃い、目に見える黒カビや、壁内部に発生する白カビ、青カビなどが繁殖してしまうのです。

さらに、漏水が起きた箇所に対して適切な断熱処理がされていないと、漏れた水が乾かず、ずっと湿った状態が続きます。このような状態はカビにとって最適な繁殖環境となり、問題を深刻化させます。住宅の断熱構造は、単に夏涼しく冬暖かくするためだけでなく、こうした水分管理の面でも非常に重要な役割を果たしているのです。

2. ドレンホース詰まりの原因とそのリスク

エアコンの排水機能にとって重要な役割を担うドレンホースですが、このホースが詰まることで漏水や湿度上昇、さらにはカビ繁殖といった深刻な問題を引き起こすことがあります。とくに梅雨時期や夏場は冷房の使用頻度が増えるため、ドレンホースが正常に機能していないと短期間で大きな被害に発展する可能性があります。この章では、ドレンホースの詰まりの具体的な原因と、それがもたらす二次的なリスクについて詳しく解説します。

2-1. ホコリ・ゴミ・カビ・藻の蓄積による詰まりのメカニズム

ドレンホースが詰まる最大の原因は、ホコリやゴミ、カビ、藻などの異物がホース内に蓄積することです。エアコン内部では空気を冷却する際にフィルターを通じて空気中のホコリや花粉などが取り除かれますが、完全ではありません。目に見えない微細なホコリや油分が少しずつ内部に蓄積され、やがて水と一緒にドレンパンからドレンホースへと流れていきます。

このとき、ホース内が常に湿っているため、温度や栄養分が揃うとカビや藻が繁殖しやすくなります。とくに使用頻度が高いエアコンでは、結露水の排出量が多くなることでホース内の汚れも増え、そこにカビや藻が絡みついてさらに堆積物が増えるという悪循環が生まれます。

また、屋外のドレンホースの出口付近に砂ぼこりや小さな昆虫が入り込むこともあり、これが内部で詰まりの原因になるケースもあります。とくにホースが地面に近い位置にある場合や、長期間使用していないときなどは詰まりやすくなります。

さらに、ホースの設置角度が適切でないと、排水がスムーズに流れず水が停滞し、その部分に汚れが沈殿して詰まりやすくなるという問題もあります。水が逆流するほどの詰まりが起きると、ドレンパンから水があふれ出し、エアコン本体からの漏水や室内への浸水が発生する原因となります。

2-2. 排水逆流・漏水・カビ繁殖などの二次被害

ドレンホースが詰まると、まず最初に発生するのが「排水逆流」です。本来、ドレンホースを通じて屋外に流れ出るはずの結露水が逆流して、ドレンパンに水が溜まりすぎてしまいます。そして、その水が限界を超えると、エアコンの吹き出し口や本体の隙間から室内に漏れ出してしまうのです。

この漏水が壁や床に広がると、見た目のシミだけでなく、内部構造材への水分浸透が始まります。特にフローリングや石膏ボードなどは水に弱く、一度染み込んだ水分は乾きにくいため、放置すると腐食や変色が進みます。さらに、水を含んだ建材はカビの繁殖場所となり、健康被害や建物の劣化リスクが急激に高まります。

また、漏水が天井裏で発生した場合はさらに深刻です。目に見えない場所で水が広がると、気づいたときにはすでに広範囲が被害を受けていることも少なくありません。天井のクロスが剥がれたり、照明器具に水が入り漏電の危険が出るケースもあります。

そして見落としがちなのが「空気中の湿度上昇」です。ドレンホースが詰まることで結露水が室内に漏れ続けると、室内の湿度が異常に高まり、窓や家具、カーテンなどにも結露が発生します。この高湿度環境はカビの繁殖にとって絶好の条件となり、クロスの裏や家具の裏側など普段見えない場所にまでカビが広がる原因になります。

こうしたカビは目に見えるようになる頃にはすでに胞子が空気中に飛散しており、住んでいる人の呼吸器系やアレルギーに悪影響を及ぼすことがあるため、早期の対応と定期的なメンテナンスが欠かせません。

このように、ドレンホースの詰まりは単なる「排水トラブル」では済まず、住宅全体の環境と健康にまで関わる重要な問題であることを理解することが大切です。

3. 結露の発生要因と断熱・温度差による影響

結露は、室内外の温度差によって空気中の水蒸気が液体化し、窓や壁、配管などの冷たい表面に水滴として現れる現象です。見た目には小さな水滴でも、その背後には空気環境や断熱性能の問題が潜んでいます。特に住宅の断熱が不十分な場合、結露は頻繁に発生し、やがて漏水やカビの原因になります。この章では、結露のメカニズムと、それを助長する断熱不足・温度差の影響について解説します。

3-1. 室内外の温度差と湿度がどのようにカビ・結露を促すか

空気は温度によって含むことのできる水分量が変わります。暖かい空気は多くの水蒸気を含むことができますが、冷たい空気はそれほど含むことができません。室内が暖かく、窓ガラスや外壁の一部が冷えている場合、空気がその冷たい面に触れると、温度が急激に下がり、含まれていた水蒸気が液体化して水滴となります。これが結露です。

特にエアコンの冷房運転中は、室内の空気が冷やされすぎることで、外気との温度差が極端になり、室内の壁や天井の一部でも結露が発生します。逆に冬は暖房で暖められた空気が冷たい外壁に触れることで同様の現象が起きます。これらの結露は目に見える場所だけでなく、壁内や天井裏などにも発生し、気づかないうちにカビや腐食の原因となることがあります。

湿度が高い場合、この現象はさらに顕著になります。室内の湿度が60%以上になると、空気中の水分量が多くなるため、ちょっとした温度差でも結露が発生しやすくなります。日常生活で発生する湿気、たとえば料理中の蒸気やお風呂の湯気、洗濯物の室内干しなどが影響し、結露のリスクをさらに高めます。

3-2. 断熱材の不足や設置ミスがもたらす結露問題

住宅の断熱性能は、結露の発生を抑える上で非常に重要です。断熱材がしっかりと施工されていれば、外気温の影響が室内に伝わりにくくなり、温度差による結露のリスクを大幅に軽減できます。しかし、断熱材の厚み不足や隙間のある施工、そもそも断熱材が入っていない箇所があると、そこが「結露の発生点」になってしまいます。

特に築年数が経過した住宅や、ローコスト住宅などでは、コスト削減のために断熱が甘くなっていることが多く、冬場に窓の周囲がびしょ濡れになる、壁の一部に水滴が垂れるなどの症状が現れやすくなります。また、リフォームの際に断熱材を部分的に取り替えたり、追加で施工した場合でも、既存の断熱材との継ぎ目がうまく合っていなかったり、空気の流れが悪くなることで結露が起きることもあります。

一度結露が始まると、その場所は常に湿気を含むようになり、乾燥しにくくなります。この状態が続くと、カビが定着しやすくなり、建材の中にまで菌糸が入り込んでしまいます。こうなると表面的な掃除では対処できず、建材の交換や大規模な除去作業が必要となる場合があります。

断熱の質と施工精度は、結露を未然に防ぐための重要なポイントであり、住宅の耐久性や住環境の快適さにも直結するため、常にチェックと改善が必要です。

4. 漏水後に起こるカビ繁殖と健康・建材への影響

漏水が起きると、すぐに床や天井が濡れてしまうことが多くありますが、その被害は見える部分にとどまりません。水分が建材に染み込んでしまうと、乾燥が難しくなり、内部でカビが静かに広がっていきます。カビは住宅の寿命を縮めるだけでなく、住んでいる人の健康にも深刻な影響を及ぼすため、漏水後の対応は迅速かつ的確に行う必要があります。

4-1. カビの種類・発育条件(湿度80%以上、温度、栄養源など)

カビは自然界に数千種類以上存在しており、住宅内では特に「黒カビ」「青カビ」「白カビ」などが多く見られます。これらのカビは、以下のような環境で急速に繁殖します。

・湿度:80%以上が最も繁殖しやすい
・温度:20〜30度が適温
・栄養源:ホコリ、皮脂、木材、壁紙、接着剤などの有機物

漏水によって湿った建材や壁紙にこれらの条件が揃うと、数日以内にカビの発芽が始まり、数週間で目に見える黒ずみが現れることもあります。さらに怖いのは、目に見えない段階でカビの胞子が空気中に飛散し、換気扇や空調を通じて部屋全体に広がってしまうことです。

また、カビの中には「毒性を持つカビ」も存在しており、これが大量に繁殖した場合、健康被害が現れる可能性が高くなります。特に、免疫力の弱い高齢者や乳幼児、アレルギー体質の人にとっては、少量のカビでも重大な影響を及ぼすことがあるため注意が必要です。

4-2. 人体への影響(アレルギー、呼吸器)、建材の劣化

カビの胞子を吸い込むことで引き起こされる健康被害には、アレルギー性鼻炎、気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎などがあります。とくに黒カビ(クラドスポリウム属)は、喘息や慢性気管支炎の原因となることが知られており、長期間放置すると肺機能にも悪影響を及ぼす可能性があります。

また、目に見えるカビだけでなく、胞子が空気中に拡散されることで、空気の質が著しく悪化します。これにより、室内にいるだけで頭痛やめまい、疲労感、吐き気などの症状を訴える「シックハウス症候群」のような状態になることもあります。

カビの影響は健康だけでなく、建材にも及びます。木材は水分を含むことでカビが繁殖しやすくなり、その後腐朽菌の侵入によって「腐り」が発生します。クロスや壁紙は変色し、接着剤が剥がれて浮いてくることもあります。床材や天井材が劣化すると、見た目だけでなく建物の耐久性にも影響するため、放置することなく適切な除去と修復が必要です。

5. 応急処置とセルフメンテナンス方法

エアコンの水漏れや結露が発生したとき、すぐに対応することが被害拡大を防ぐ第一歩です。また、日頃からメンテナンスを行うことで、トラブルの予防にもつながります。ここでは、応急処置の方法と、自分でできる簡単なメンテナンスのポイントを紹介します。

5-1. ドレンホース詰まりの掃除方法/排水経路の簡易チェック

まず、エアコンの下にバケツやタオルを置いて、水漏れによる床の浸水を防ぎましょう。その上で、ドレンホースの先端を確認します。屋外に設置されている場合が多く、そこから水が出ていない、あるいは逆流している場合は、詰まりの可能性が高いです。

詰まりを解消する方法として、専用のドレンホースクリーナーを使うのが効果的です。これは手動ポンプのような構造で、ホースに差し込んで圧力をかけることで、内部の詰まりを押し出すことができます。吸引式の掃除機を使う場合もありますが、逆流を防ぐためにホースの出口をしっかりと固定する必要があります。

また、排水経路のチェックも重要です。ドレンパンの水位が高くなっていないか、ホースに折れや曲がりがないか、外部から異物が入り込んでいないかなどを目視で確認し、問題があれば速やかに修正しましょう。定期的な点検を習慣化することで、詰まりの初期段階で対処できるようになります。

5-2. 結露対策・断熱強化・湿度コントロール

結露対策の基本は「温度差を減らすこと」と「湿度をコントロールすること」です。まずは断熱性能を高める工夫から始めましょう。窓ガラスには断熱フィルムや二重サッシを取り付けることで、外気との温度差を軽減できます。また、エアコンの配管部分には専用の断熱材を巻くことで、結露の発生を抑えることが可能です。

室内の湿度管理も欠かせません。湿度計を設置して、常に60%以下に保つことを意識しましょう。加湿器や除湿器の活用、浴室やキッチンの換気扇を定期的に回すことで、室内に湿気がこもるのを防げます。特に冬場は加湿を意識しがちですが、過剰な加湿が結露の原因になることもあるため、バランスが重要です。

6. 専門業者に依頼すべきタイミングと選び方

漏水やカビの問題は、初期段階であれば自分で対処できるケースもありますが、状況によってはプロの技術と専門的な対応が必要になります。とくに広範囲に被害が及んでいたり、建材の内部まで浸水・汚染されている場合は、自己対応では限界があり、放置すれば被害が拡大するリスクも高まります。この章では、専門業者に依頼すべき具体的なタイミングと、信頼できる業者の選び方について詳しく解説します。

6-1. 自己対応で限界があるケース(漏水範囲・複雑な構造)

漏水事故やカビ被害が「見える範囲」にとどまっている場合、自分で掃除や応急処置をすることである程度の改善は可能です。しかし以下のようなケースでは、専門業者に依頼することが強く推奨されます。

まず第一に、「被害の範囲が広い場合」です。天井裏全体に水が回っている、床下からカビの臭いがする、壁一面にシミが出ているといった状況では、すでに水分が建材内部にまで浸透している可能性があります。これを放置すると、内部でカビが繁殖し、構造体を劣化させる原因となります。

次に、「漏水の原因が特定できない場合」も、業者に依頼すべきタイミングです。例えばドレンホースを掃除しても水漏れが止まらない、どこから漏れているか分からないといったケースでは、専門的な機器を使った調査が必要です。赤外線カメラや水分計などを使い、目に見えない場所の浸水を正確に把握することで、的確な対処が可能になります。

また、「複雑な構造の住宅」や「築年数が古い物件」では、配管の劣化や断熱材の機能不全が重なっていることが多く、表面的な修理だけでは再発を防げない場合があります。こうした状況では、住宅全体を見直す視点での対策が必要であり、自己対応では十分な処置ができません。

最後に、カビが原因で家族にアレルギー症状や体調不良が出ている場合も、迷わず専門業者に相談すべきです。医療と同じように、問題の根本原因に対して早期に、そして確実にアプローチすることが大切です。

6-2. 業者選びのチェックポイント(工法/安全性/費用)

信頼できる業者を選ぶためには、まず「使用する工法と薬剤の安全性」を確認することが重要です。特にカビ除去の場合、強力な薬剤を使う業者もありますが、施工中の臭いや刺激、施工後の人体への影響など、安全面に不安があることも少なくありません。小さなお子様や高齢者がいる家庭では、安全性を第一に考えた対応をしてくれる業者を選びましょう。

次に、「施工実績と対応範囲」も重要な判断基準です。過去の施工事例が豊富で、住宅の構造に詳しい業者であれば、複雑な漏水やカビの問題にも柔軟に対応できます。また、除去後の防カビ対策やアフターフォローなど、再発防止のための対策がパッケージ化されている業者を選ぶと安心です。

「費用面」も当然気になるポイントですが、単に安さだけで選んでしまうと、再発のリスクが高まることがあります。安価な業者は表面上の清掃だけを行い、内部に残ったカビや水分を完全に処理しないまま施工を終えるケースもあるため、価格だけでなく「施工の中身」に注目することが大切です。

口コミや評判、第三者機関の認定や資格の有無なども、信頼度を判断するうえで役立ちます。とくに「MIST工法」など、独自の技術をもった業者は、素材を傷つけず、安全にカビを除去できる点で高い評価を得ています。複数の業者に見積もりを依頼し、内容や対応の丁寧さなども比較することで、より適切な業者を選ぶことができます。

7. 再発予防のために知っておきたいポイント

一度カビや漏水の被害に遭ったとしても、正しい対策を取れば再発を防ぐことは可能です。再び同じ問題が起きないようにするためには、住まい全体の環境を見直し、定期的な点検と予防措置を継続することが重要です。この章では、再発予防のために知っておくべき基本的な対策を解説します。

7-1. 定期点検の頻度とメンテナンススケジュール

カビや漏水の予防には、何より「定期的な点検」が欠かせません。エアコンの使用が本格化する前、つまり春先や梅雨入り前に一度点検を行うことで、ドレンホースの詰まりや異常を早期に発見できます。また、冷房を使い終わる秋口にも点検を行い、結露の発生やカビの兆候がないかを確認することが重要です。

点検項目としては、ドレンホースの排水状況や、ホースの傾斜・取り回しの状態、外部の詰まりの有無、エアコン内部のカビの有無、結露の発生箇所などを確認します。自分でできる範囲としては、フィルター清掃やホースの目視チェックなどが有効です。

また、月に一度は室内の湿度計を確認し、湿度が高くなりすぎていないかをチェックしましょう。特に梅雨や夏場は湿度が急上昇しやすいため、除湿器の活用や換気の徹底が重要になります。結露の発生しやすい場所(窓ガラス、押し入れ、収納内部など)は定期的に乾燥させ、湿気がこもらないようにすることで、カビの発生を防げます。

7-2. 家全体としての断熱・通気性・除湿機の活用

カビや漏水の再発を防ぐためには、家の一部だけでなく「住まい全体の環境」を見直すことが大切です。とくに断熱性と通気性、この2つは建物の寿命と快適性を大きく左右します。

まず断熱については、外気と室内の温度差を緩和するために、壁や天井、床などの断熱材の見直しを検討しましょう。最近では、断熱性能の高いリフォーム材や断熱塗料なども登場しており、古い家でも比較的簡単に改善することが可能です。

次に、通気性の確保も重要です。エアコンや換気扇だけに頼るのではなく、自然換気ができるように窓や通気口を適切に配置し、空気の流れを作ることがカビ予防には効果的です。とくに湿気がたまりやすい収納や家具の裏などは空間をあけて空気を通すようにしましょう。

さらに除湿器や空気清浄機の活用も効果的です。除湿器は湿度を自動で感知して制御してくれる機種を選ぶと、手間がかからず快適な室内環境を保つことができます。空気清浄機はカビの胞子を除去し、空気中の質を保つことで、アレルギーの予防にもつながります。

このように、再発を防ぐためには単に漏水箇所を修理するだけでなく、家全体の断熱・通気・湿度管理を一体として見直すことが非常に大切です。日々の点検と小さな工夫の積み重ねが、大きなトラブルを未然に防ぎ、快適で安全な暮らしを守ることに繋がります。

カビ取り・カビ対策はカビバスターズ大阪、カビ取リフォーム東京・名古屋へ

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さらに、除去後の「防カビ処理」も標準対応しており、再発を防ぐためのコーティングを施します。空間全体に浮遊するカビの胞子を分解・抑制するため、長期間にわたり清潔で健康的な住まいを保つことができます。

加えて、株式会社タイコウ建装では、カビ被害によって損傷した建材や内装を、リフォームとして一括対応できる体制を整えています。カビ除去専門業者とリフォーム業者を別々に手配する必要がなく、調査から施工、修復、アフターケアまでをワンストップで実施可能です。これにより、費用面の無駄や手続きの煩雑さを解消し、スムーズな問題解決を実現します。

株式会社タイコウ建装のリフォーム事業について

株式会社タイコウ建装は、創業以来「住まいを快適に、美しく、そして健康的に保つ」ことをモットーに、**住宅・施設・店舗の内外装リフォーム全般を手がけてまいりました。**その対応範囲は、カビによるダメージ修復はもちろん、水回りのリフォーム(浴室・トイレ・キッチン)、クロス・床材の張替え、壁の断熱強化、窓の結露対策、外壁塗装や屋根補修など、建物全体にわたります。

特にカビ被害のあった箇所については、原因の根本を除去した上で、再発防止の観点から最適な建材・構造を提案し、ただ元に戻すだけではない「再発しないリフォーム」を提供しています。マンションや戸建て住宅だけでなく、保育園、病院、店舗、ホテル、公共施設など、さまざまな建物に対応可能です。

また、経験豊富な現場スタッフと、専門資格を有する職人による確かな施工力、そしてMIST工法でのカビ除去との連携によって、他社では実現が難しい「トラブルの原因から根本的に解決するリフォーム」を行っています。見た目の美しさだけでなく、建物の性能や居住者の健康を守ることに重点を置いた施工をお約束いたします。

住まいの快適性と健康を守るためには、ただカビを「取る」だけでは不十分です。「なぜカビが発生したのか」「どうすれば再発を防げるのか」までを総合的に考えた解決策が求められます。

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